紅葉狩

このあたりに住むという女が数人(シテとツレ)で現れ、 見事な紅葉を鑑賞するため幕を引き回し、びょうぶを立てて宴を開きます。 そこへ平維茂たいらのこれもち(ワキ)が馬に乗り家来をつれて登場します。

女達が宴を開いているのを見て、家来に誰かと尋ねさせると「さるお方」としかわからないので、きっと高貴な人なのだろうと思い、失礼のないよう馬から降りて通り過ぎようとします。 しかし、女(シテ)は維茂を止め宴に加わるように懇願し、 維茂は女の魅力に惑わされ、酒を飲み、女が舞を舞っている間に眠ってしまいます。

維茂が眠っていると夢の中に八幡宮が遣わした末社の神(間)が現れ、 あの女達は鬼人が化けたものであるといい、剣を渡します。 夢から醒めた維茂が身支度を整えると山から鬼神が現れますが、 維茂はすこしも慌てず鬼神を退治します。


前シテの装束は紅葉の模様で大変綺麗でした。 その綺麗な前シテと鬼神の後シテとの落差が興味深かったです。 また、山へ逃げようとする鬼神を後ろからひきずり降ろすところなど、 鬼神とワキの迫力ある戦いが見ものでした。

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