鎌腹

太郎が、先に鎌を着けた棒を持った妻に追いかけられて登場します。 仲裁人がどうしたのか聞くと、妻は太郎が山へ行かないからだと言い、 太郎は妻がご飯を食べさせてくれないといいます。

とりあえず、仲裁人が妻の鎌のついた棒を取り上げると、 すかさず太郎がそれを手にいれ、このような辱めには我慢できないと、 鎌で腹を切ると言います。 しかし、妻はそんなことができる人ではないと相手にせずに仲裁人を無理やり連れて帰ります。

太郎は痛くないように鎌を研ぎ、いざ腹を切ろうとすると、怖くなったり、 手がこわばったりして手では切れません。 木に鎌をくくりつけて走って飛びつこうとして走り出しますが、 どうしても直前で怖くなって飛びつけません。

そのうち、今日は見物人がいないからと理由をつけて腹を切るのをやめてしまいます。


腹を切ろうとする前に、いちいち妻と仲裁人が行った方へ向かって、 これから腹を切るからなと言うのがおかしくてたまりませんでした。 やはり、見栄は張らないほうがよいですね。

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