2003年10月1日をもって「日本短波放送」は「日経ラジオ社」に改称しました。2004年4月には愛称も「ラジオたんぱ」から「ラジオNIKKEI」へ変わります。以下は1998年作成のものなので、放送局名を読み替えてください。
ラジオNIKKEI→http://www.radionikkei.jp/
以前:雑誌「三色旗」に私が執筆したものをベースに加筆しておきます。
『塾生案内』では「放送授業」「学習指導室から」の二項目においてラジオ放送に関する基礎的な情報が書かれていますが、ここではラジオ(受信機)の購入方法、電波障害やアンテナについての説明をします。
ラジオたんぱを聴くには普通のラジカセやステレオコンポではなく、短波ラジオでなくてはなりません。一般電機店あるいは通販*(1)で購入できます。カタログに<ラジオたんぱ>の推薦マークのはいっているNSB専用機*(2)(3)がよいでしょう。ラジオ本体にはNSBの文字がはいってます。ラジオたんぱ第一放送(NSB1)に対して3.925・6.055・9.595MHzという三つの周波数がありますが、最良の電波は日時によって変化するので聴きやすいものにあわせます。デジタル表示の専用機では最良波が自動選択され、SWとある短波ラジオでは手動選択で聴けます。この他、いくつかの有線放送サービス*(4)なら契約料は必要ですが、電波障害の心配はありません。語学の放送授業等は録音媒体として事務局分室から入手も可能です。
短波はVOAやRadioJapanのように国際放送に使用されるのが普通で、<ラジオたんぱ>(NSB、日本短波放送)は、唯一の国内向け放送です。電波は地表数百Km上空の電離層に一旦反射され、日本列島全域をカバーしますが、受信状態はこの電離層の状態に左右されます。太陽エネルギーの関係で、たとえば夏季は非常に聴こえにくく、日中に比べ夜間は良好。まれに夜間でも特定地域が無電波状態(電波の谷間)になることもあります。また、家電製品からの電磁波が受信を妨げることがあり、市街地では公害源は無数です。外国からの電波によって受信がさまたげられることもありますが、北海道や九州が不利とは限らず、送信所がある関東のみが影響をうけた例もあります。残念ながら抜本的解決方法はありません。
受信にあたって最も考慮すべき点は、FMやTVの電波に比べ、鉄筋・鉄骨の建築内には電波が到達しにくいことです。電機店内では試聴困難かもしれません。木造建築、星が見えるくらいの場所が理想的。窓際で聴くのがよいとされているのですが、ベランダに深い庇(軒)があるような住宅型プレハブ建築では室内アンテナ併用でも難しいかもしれません。「窓際ではなく部屋の奥の特定の壁面では受信できた」などという例もあるので、いろんな場所にラジオをおいて試してみてください。(TV・蛍光灯は避けて!)
ラジオを試聴して電波が弱いと感じられる場合は、別売りのアンテナ利用がいいでしょう。室内型の「たんぱ電子アンテナAN-202」*(1)が建築物によっては有効です。屋外用には整合素子付「ラジオたんぱ専用屋外アンテナ」*(5)、防滴仕様「Sony AN-1」*(2)がでています。ワイヤーアンテナの自作は容易。材料は簡単に入手できる直径数ミリのビニール電線、長さ5〜10メートルが理想です。接続端子がない場合、電線末端のビニールは剥かないで本体に数回ぐるぐるとコイル状にまきつけてください。(電波が強すぎると混信を起こします。金属接触なしで絡ませるだけでも内部に電子的にリンクします。)電線のもう一方は、ベランダ等の庇外に園芸用のビニール被膜棒を二本つきだし、洗濯紐の要領で張ってください。危険なので他の電線、電話線等に触れぬこと。私は旅先の文房具店で求めた2メートルの理科実験用電線をホテルの窓際にかけるだけの簡易室内アンテナでも効果を確認しました。各地域により受信状況も異なりますし、個人間での情報差も大きいので、慶友会単位でマニュアルを作成されてはいかがでしょう。
*(1)(株)ラジオたんぱサービス TEL.03-3591-4484、
室内アンテナおよびNSB専用ラジオの通信販売
*(2)価格などは販売店で配布のラジオ総合カタログ参照Info:ソニー相談センター TEL.03-5448-3311
*(3)パナソニック:松下電器産業 (株) TEL.06-909-1021
日本短波放送推薦機種は上記メーカー二社のみ、
*(4)Info:NTTタウンページ各版<有線放送>の項参照
*(5)屋外用のみ、ラジオたんぱアンテナ係にて通販
(本社メディア開発部)TEL.03-3583-8151
編成部発行・週刊プログラムにもアンテナ関連資料あり。
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