■原稿用紙

原稿を記入するためのます目のある紙で、日本のほか、中国、韓国など東アジアの漢字圏の社会で使われている。1行20字詰め10行で総字数200字のもの(「ペラ」ともよぶ)と、20字詰め20行で400字のものが一般的である。

出版社で作製する用紙は、用途にあわせて字詰めを変え、挿入する図版、写真などの指定を書き込むための余白を上欄あるいは下欄にとり、用紙の左下隅に20×10、20×20などと印刷して総字数を表し、用紙右端に5、10、15、20と数字を挿入して字数計算に資するなど、レイアウト、原稿整理の便宜を配慮し、さらに自社名が印刷してある。個人用は、ペンネームを刷り、紙質、ます目の大きさ、色、ルビ(振り仮名)用行間をとらぬものなど、各人の趣味、用途によって雑多である。新聞のニュース用原稿用紙は版も小型で、新聞の字詰めにあわせたものが普通である。

来歴には諸説あるが、現在使用されている400字詰め原稿用紙の型を使用したものとしてもっとも古いものは、『日本外史』を書いた頼山陽(らいさんよう)のつくらせた赤線罫(けい)の用紙である。

幕末から明治にかけての文士、漢学者らは、板木に原稿用紙向けの版を彫り、自ら印刷して利用していた。なお欧米にも、ます目ではないが原稿用の用紙はあった。

〈鈴木 均・田村紀雄〉【スーパーニッポニカ2001(小学館,CD_ROM版百科辞典】


原稿を書くための用紙。一字分ずつ書けるよう縦横に罫を引いた用紙。二百字詰め・四百字詰めが普通。【大辞林】


○原稿用紙
 >  原稿を書くために用いられる紙。 そこに文字を書き込む事によって
 > 価値が上昇するか下降するかが、運命の分かれ道。
 >  文字を書くためのものと、絵を描くためのものがあり
 > 前者は主に学校で、後者は漫画家の職場で使用される。
 >  作家の書く文章の代表的単位。二十文字二十行の四百文字詰め。
 > シナリオ用は、二十文字十行の二百字詰め。  
                    小説用語の基礎辞典 より引用