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句読点  引用の括弧「」 禁則
原稿用紙の使い方定義集


 ●原稿用紙の書き方の本がないということなので、1998年にこのページを作成しました。当時、 原稿用紙関連サイトはWEB検索では見つけられなかったのです。

原稿用紙の基本的な使い方については原稿用紙の使い方 →(言葉の森新聞 日本作文協会)もわかりやすいサイトだと思います。(2004)

原稿用紙の使い方

市販の原稿用紙は、一枚に400字詰めとしているものが多いようです。一方、出版、学会系では200字詰め(ペラ)というものも使います。慶應義塾指定論文用紙(生協で販売)では200字詰めとなっています。『知的生産の技術』でも200字が標準だという主張がされていました。百科事典の定義


次の緑枠の「赤門と黒門」が標準的な作文のレイアウトです。タイトル、姓名、書きだしの空白、句読点の位置に注意してください。

明治四年、慶應義塾は三田島原藩邸に移り。この表門(黒門)の名で呼ばれたことがあるようです。塾員、堀口大学の『幻の門』参照のこと


あるいは、ごらんのように原稿用紙の書きだしは、余白を大胆に使うこともあるようです。

タイトル、サブタイトル etc., 通教のリポートの場合は提出用の書式が別にありますから、こんなに余白をとってはいけません。参考のためのイメージです。原稿用紙の一般原則として、本文冒頭と各段落の書き始めは 一文字さげること。(慶應のリポートでは、下のような冒頭部分の空白は不要だと思いますが...タイトル等の必要情報ははっきりわかるように示すこと)

タイトルは三字下げるというような規定もあるようですが、結局は視覚バランスの問題です。

       

  ギロー『記号学』(白水社・クセジュ文庫)より


         改行の後は 次の行頭は一文字空白       

段落的改行の場合の 

  注意      

 

 

 

     

     文章内容は「朝日新聞HP」 記事より


禁則(定義、ルール等はこのページ後半に詳細に解説)
行の最初には、絶対に、句読点があってはなりません。

<----

句読点のこと。

 行の初めに句読点があってはなりません。   

 句読点は行の冒頭にこないように書かなければなりません。行の始めにこれらの符号が位置するような場合は、前行の最後の升目に入れてしまいます。(続く)

 

しかし、パソコンでの原稿執筆、特にテキスト形式のエディタ、白紙へのプリントアウトでは、前述した「前行の最後の升目に」という器用な処理は難しいのです。多くのソフトでは下記のように、句読点を升の外に"ぶら下げた"ように配置します。<ブラさがり処理> 実際、下記のオレンジ枠の原稿イメージのほうが冊子(書籍)として印刷された文章に近いのです。

    

▼最近では、下記の緑枠原稿イメージのように、手書き原稿のように記述できるワープロソフトも現われました。(Macintoish版 EGword 11で作成) こうしたソフトのデータでもでもテキストデータに変換すると、20字詰め原則なら、21字目に句読点が置かれたものとなってはいます。あくまで見かけ上の「一桝一文字+句読点」であります。

 

なお、手書きを原則とする小中学校などの作文指導では、▲ 上記の緑枠原稿用紙イメージのような句読点配置を指導するのがよいでしょう。→定義1  ここで句読点のみを赤くしているのは判別しやすくするためです。

備考:実際、電子メールなどでの原稿投稿では、原稿用紙のルールが無視せざるをえません。電子メールやテキストファイルでは禁則処理などは無視してもいいのです。いずれにせよ、冊子出版あるいはWEBの編集者が禁則処理を最終段階で行うことになります。いいかえればWEB編集者は原稿のルールをしっかり理解しておかねば読みやすいWEBが作れないということですね。(2004年1月)

 


典拠、脚注の書き方(引用文献表示方法)

 

 『

 』

 等

 、

 漢

 数

 字

 は

 一

 文

 字

 一

 升

 

 

 

     

 

 

 

 欧

 米

 語

 は

 2

 文

 字

 を

 一

 升

 に

  半角英数字(欧文)は、二文字を一桝に

12,000,000.33 USD といった数字も上記の原則どおり、大文字小文字も同じ扱い。単語間には英数字一字分の空白を必ずあける。全角英数字は論文などでは稀。


 引用の方法  →■クリック

1)一般的に引用部分は「」括弧でくくって示します。
   引用参考例1

2)文芸評論に多くみられるように、引用部分を升目を二文字分さげて示すこともあるようです。引用参考例2


               頁のはじめににもどる

定義1

禁則処理とは

 句読点や括弧類(「」『』 等)及び記号類(〓々 等)は一字として数え、原稿用紙の一つの升目に入れて書きます。句読点や括弧の閉じる方(」』)や繰返し記号(々ゝ)は行の冒頭にこないように書かなければなりません。行の始めにこれらの符号が位置するような場合は、前行の最後の升目に入れてしまいます。

斉藤孝『学術論文の技法』 日本エディタースクール部出版部, p.134

 

定義2

禁則処理とは

 

 句読点(、。くとうてん)やカッコ類を行末や行頭に置くことを制限する場合の調整処理

記号類全部、促音(そくおん)、拗音(ようおん)を含む一音(ちょ、ギャ)、音引記号(長音ー)、漢文の送り点などが、行の最後の部分から次の行の初めに続くとき、してはいけないといわれる組み方のこと。

 

以下 中村健一『論文執筆ルールブック』 日本エディタースクール部出版部p,83-88 からの要約 ( 文責 Yves)

@@@

何を禁則にするかは出版社の方針によって異なる

一行が短い雑誌等では、禁則処理を省く傾向にある。

全出版社で処理を行う例 

 

区切り記号

(、。,.・:;?!/)は行頭に置かない

くくり記号

くくり記号はすべて確実に処理され、起こしのカッコ(〔[{〈《「『【 ‘“T等)は行末には置かず、閉じのカッコ( 〕]}〉》」』’”U等)は行頭に置かない。

つなぎ記号

つなぎ記号のうち半角もの(-=、hyphen)だけは絶対に行頭に置かない。

全角の(―〜a‖ ̄)は方針次第で行頭に置かれる場合がある。

(/\はつなぎとしても使われる)@@@

促音拗音

ぇっゃ

ェッャ

促音、拗音を表す際の半音文字(ぇっゃェッャ)カタカナ(ェッャ)は原則として行頭禁則処理(置かない)ことが多い。ひらがな(ぇっゃ)は許容されている。しかし、全般的に半音文字は禁則処理の対象にならないことが多い。@@@

音引記号

音引記号(ー)方針次第で禁則処理されないこともある。@@@

 

漢文の送り点

行末で処理される。行頭に置かない

注番号

(*2、1を参照、Note)は横組みの場合は行頭に置かない。

縦組みの場合は置かれることがある。@@@

二倍ものの記号(二つの升目にわたる

(――,)は、行頭か行末に連続して収める。

三点リーダー(……)は、行末行頭に分割することが許容されるが望ましくはない。@@@

数字

漢数字は行頭、行末に分割可能。

洋数字は桁の途中で分割するのは不可。

「々」(ノマ)

繰返し記号(踊り字)

繰返し記号(踊り字)の「々」(ノマ)が行頭にきた場合は、前の字と置き換える。「人々」-->「人/人」  

例外:「佐々木」のような固有名詞は置き換え不可。々を行頭に置いてよい。

 

引用文

原則的には本文の禁則対象規則に準じる。

引用文の場合で、資史料的価値がそこなわれる場合は、「々」を行頭に置いてよい。@@@

 

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ちょうおん【長音】

《国》 〈名〉[言語学で]母音(ボイン)を長くのばす音(オン)。「カ」に対する「カー」、「オ」に対する「オー」など。

そくおん

【促音】

《国》〈名〉日本語の発音で、つまる音。「取った」「カップ」などの「っ」「ッ」のように、小文字で書きあらわす音。

れてん

【レ点】

《国》〈名〉漢文訓読(クンドク)の際(サイ)の、返り点の一つ。一字だけもどって読むしるし。[例]読レ書[=書ヲ読ム]。

おどりじ

【踊り字】

《国》〈名〉同じ字をくり返して使うときの符号(フゴウ)。「々」「ゝ」など。[例]山々・そのまゝ・たゞし。[類]くり返し符号・畳字(ジヨウジ)・重点(ジユウテン)・重ね字・送り字[注意]現在(ゲンザイ)は、「々」を漢字一字のくり返しのときだけに使う。

以上 用語集 三省堂 現代国語辞典 電子ブック版より  文責 Yves

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参考までに

クラリス・ワークス(Mac,J4)では、デフォルトで以下のような禁則処理をしています。

行頭禁則文字

!),.:;?]}。」、・ャュョッ゙゚、。,.・:;?!ヽヾゝゞ々’”)〕]}〉》」』】っゃゅょッャュョ

行末禁則文字

([{「‘“(〔[{〈《「『【


このページは Shift_ JIS (8bit )で記述しています。電子メール日本語標準コードは JIS (7bit Junet "iso-2022-jp") なので「 ャ ュ ョ ッ 」のような 半角カナ は避けて下さい。
文字化けの恐れがあります。

リンク集:

原稿用紙の使い方 →(言葉の森新聞 日本作文協会)

小論文Q&A 原稿用紙の使い方を教えて下さい。
社会人入試小論文講座

明治・大正の原稿用紙の変遷(漱石)
原稿用紙の背景

 

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