ラジオたんぱ NSB (=ラジオNikkei) の聴きかた (1998)

塾生案内等の刊行物にも慶応義塾通信教育部の番組案内、聴きかたについての指示があるので、そっちも参考にしてください。(私自身が複数回、執筆したことがあります)

短波放送のラジオって、店で目にすることはなくなりました。でも、大型スーパーの電気売り場には一種類は置いているはずです。競馬実況中継や株式市況、資格試験の講座、旺文社の大学入試用講座など常に一定の需用はあります。

いままで、慶応通教生からの質問、苦情は 

1)どんなラジオがいいか? どんな機種? あるいはカーララジオやコンポで聴けないかという素朴な質問もありました。 

2)電波が入らない、ノイズが多い、など、短波受信にはアンテナのことを考慮しなければならない、という知識が普及していないようです。また、FMやTV並の音質を期待して絶望したというケースも多いようです。

 

ラジオについて:原則的にラジオたんぱ(NSB)専用ラジオを購入するしかありません。中にはAMやTV音声可能な機種もあります。ほとんどがソニー製で、次にパナソニック、それぞれに個性があり私は両方つかっていました。(この二社で国内シェァの9割以上)短波放送には Voice of America(米), Radio France Internationale(仏) Deutsche Welle (独) というような国際放送もありますが、別項目にて説明します。ここでは、唯一の国内放送 ラジオたんぱ について説明します。

 

専用ラジオには大小二種類のものがあります。

 

◆ポケット・サイズ:大きめのライターのサイズ(幅6cm. 高10cm)100g(乾電池別)という小型サイズがけっこう出回ってます。ただ、学習用、カセット録音となると扱いやすいとはいえません。(イヤホーン端子あれば録音できます)

 

◆ポータブル・サイズ:少し大きめのもの、ICR-N5 (幅18cm. 高10cm)640g(乾電池別)やICR-N30 ラジカセタイプWA-7000 が使い安いように思います。こちらのほうが安定受信できるようです。

ラジカセタイプCFM-SW11 はNSB専用モードではないため多少受信は不安定です。ダイアルでチューニングする古いタイプは概して使いづらい。

 

短波にはアンテナが必要ですが、現在の専用アンテナには最低のものが内蔵されているのです。(でも室内では効果が期待できない)国内向けには短波放送といっても、中波の一般放送に近い周波数のバンドを使用していますから、内蔵のアンテナだけで原則的には聴取は可能です。携帯電話のようなロッドアンテナさえ必要なく、おおきめのライターのようなポケット型でも、屋外であれば受信可能です。電波は天頂付近(電離層)から降ってくるように地上に到達していると考えていいです。古い木造家屋だと屋根を電波が通過してしまうのですが。鉄筋建築や耐震性の強いプレハブ型には電波を遮断してしまうような建材が多く使われ、実際、ベランダとか戸外でないと聴けないないようです。このような住宅だと、付属のロッドアンテナをいくら室内で伸ばしても効果があがりません。

       屋外アンテナについてはページ末をご覧下さい。


付属のロッドアンテナをいくら室内で伸ばしても効果があがりません。ということでICF-RN900 のような通勤型のポケットサイズを使う、という人もいます。でも、競馬の実況をきくわけでもないし集中力をともなう番組なのだから、室内でゆっくりききたいものです。全国何箇所かの通教生の協力を得て試聴を繰り返した結果、ICR-N30 のように電池ではなくコンセントからのAC電源を使用するラジオだと専用アンテナをつかった程度の状態に近い状態で聴けるということが判明しました。電力会社の電線は電柱にはりめぐらされた後、建築物にはいっているので、偶然ですが、この電線がアンテナの取り込み口になっているのです。(注意:でも、アンテナをAC電源につながいでください。電波と100V電流はまったく別のものです)多少、大きめのラジオを使うと普通の状態だと特にアンテナを張らなくてもよいのではないかという結論に達しました。

慶応の放送は、かっては電波の弱い第二放送から、夕刻6:30-7:00という時間帯で放送されていました。短波は太陽エネルギーの影響を受けやすいので真夏に地方で慶応の放送を聴くには至難とまでいわれていました。でも現在、放送時間や電波出力が改善され、放送はかなり安定した条件できけます。(---ただし、短波には地球物理的な問題があるので100%の保証はないのです。)


ポケットサイズのラジオをお持ちの方にアドバイス:

ポケットサイズにはTVも聴けるものもありますので、各人の目的によっては有効です。室内で聴く場合、専用アンテナがあればいいのですが、試しにAC電源のコードに近づけてみてください。あるいは少し電線をラジオのボディにからめてください。(そっと絡めるだけ)音が鮮明になったでしょ。 

該当機種: ICF-RN900  ICR-N7  ICR-N1  ICR-N30

少し大きめでロッドアンテナはあってもACアダプターが使えない機種では同様の処置をとってください。


これ以外の機種ではICF-EX5というポータブルラジオが、 NSBモードがあり国内放送ラジオマニアの間では好評です。ICF-SW30(NSBモードなし)は海外短波とFMが聴けるデジタル式。ほとんど SONYの独占状態ですがパナソニックからも数機種販売されています。。

海外の放送受信可能なタイプ(ワールドバンドラジオ)でも慶應義塾の時間は聴けますが、概して高価です。また NSB専用モードもついていません。五万円の機種でも"慶應義塾の時間 "を聴くかぎり前述の一万円前後の機種 と大きな差は認められません。ICF-SW11は短波も FMも聴けますが、首都圏以外の方にはオススメできません。


最悪!受信環境への対策:(以下1998年での確認内容です。)

まず、このページ、関連ページをお読みください。

1)放送英語 受講の場合、事務局分室でカセット購入ができます。

2)ダイアルを回してチューニングするタイプ、古いタイプの短波ラジオではなく、このページで紹介した NSB専用受信モード付ラジオをお使いください。

3)NSB受信モードがあれば、受信検波回路に大差は認められません。機種の価格は関係ないようです(音質や録音関連の付加機能が異なる)

4)屋外アンテナが必要となります。

Sonyでは、中波、短波用の室外アンテナ(ロッドアンテナ)を AN-1(¥12,000)をオプション販売しています。ラジオマニアの間は定評があります。2001.1 SONY電話確認 ,HPなし 

AN-LP1 は室内用/携帯用のため多少能力が落ちます。 他には ラジオたんぱ  ラジオ係 TEL03-3583-8300 で専用屋外アンテナ(¥5,000 税、通販代引き手数料込み)を販売しています。ロッド式ではなく、4.7 mの電線を張るタイプ。(引き込みケーブルは10 m) 電源は不要。

屋外アンテナクーラーの室内室外機の連絡穴などからケーブルを引き込む必要があります。(あるいは受信時のみ、窓を開ける必要あり)

アンテナ引き込み用の穴がない場合、窓サッシのすき間を利用して同軸アンテナケーブルを接続する器具があります。電器店、電気工事材料店にお問い合わせください。

屋外アンテナは使用する時以外はラジオに接続しないでください。落雷の危険があります。

 


5)有線放送、衛星放送 での聴きかた(スカイパーフェクトは  '04  3月に終了、他の衛星チャンネルに移行するかどうかラジオNikkeiでチェックしておいてください)

6)インターネットラジオ(←慶應義塾の時間はもう聴けなくなったようです。ラジオNikkeiとなってからは新方式の実験放送も本格化するかもしれなので一応チェックしておいてください。


インターネットラジオがなくなった理由について

電波発信では二局あって、インターネットでは一局であるということ。それに加え、慶應義塾はいわゆるCMスポンサーではなく、番組そのものを提供しているような形なので On demande  放送がふさわしいのでしょう。時間を気にせず、ダウンロードで音声ファイルをダウンロードできる、そんな体制です。しかし、著作権の問題やらそちらの解決がまだできていないのではないかと思われます。(スタッフ不足でしょう)

(語学関連はそれ以前よりカセットで提供されていましたが、カセットでの番組提供も私の提案で十数年前に始まったくらいです。)

かって、通信教育部長(故人)にNHKでは質のよい語学放送や教育番組が制作放送されているのだから、「慶應義塾の時間」という放送そのものが意味がないのでは?という疑問をぶつけてみたのですが、大学側としては放送枠そのものを手放したくない、そういうことでした。

その後、番組の内容も随分改善され、カセット、CD化も行われてきます。このサイトで解説したとおり、数十年前としては素晴らしいメディアであったかもしれませんが、短波放送というの必ずしも簡単に聴けるものではないのですから、インターネットでの On demande化をはやく実現していただきたいと思います。(2004年3月加筆)


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