バッハ文献集
サーチの使用法 ーー 効率的に使うために

サーチの仕方や検索したい文献は人により様々です。例えば:

  1. Albrechtさんは、ある特定の文献を探していますが、著者や題名について、ある程度の知識があります。しかし、今執筆中の原稿に正確な情報が必要なため、「バッハ文献集」で調べたいと思っています。
  2. Bachmannさんは、新しい研究課題に取り掛かろうとしています。そこでどんな文献があるのか、調べたいと思っています。
  3. Clarke博士は、彼の著書がこの「バッハ文献集」に全てリストされているか、とても興味があります。
  4. Davies教授は、只今1920年代に出版された本を読んでいるのですが、そこに引用されている文献("Grace in the Musical Times in 1922, page 22")がきちんと正確に記述されていないのがとても気になっています。そこで「バッハ文献集」を使って手っ取り早く心中のもやもやを取り除こうを考えています。

このサーチを使うにあたって一番大切なことは、探している文献を見つけるためにどんな情報をつかってサーチしたらよいか、ということをよく心得ていることです。この「バッハ文献集」では、十分な情報をサーチに使えば、とても厳密なサーチができます。最も効率的な方法は、著者と題名の両方を使うなど、いくつかのフィールドを組み合わせ、総合検索をすることです。


素早いサーチ:例

すでに紹介した4人のうち、3人は、素早いサーチで検索が行えるようです。

素早いサーチの例
Albrechtさん
Clarke博士
Davies教授
著者・編者 [姓, 名]
Wolff
Clarke
Grace
題名 [単語、または語句]
Handexemplar
 
 
ジャーナル名 [短縮形を使います]
 
 
MTimes
巻番号 [アラビック数字]
 
 
 
出版年
 
 
1922
書評者 [姓]
 
 
 

Albrechtさんのサーチは5つの文献を抽出しました:実際、彼はChristoph Wolffの"Bachs Handexemplar der Goldberg-Variationen - eine neue Quelle"を探していましたが、これが見つかっただけでなく、英訳のもの、また、"Schuebler-Choraele"を論じた文献もみつけることができました。

Clarke博士のサーチは2つの文献を抽出しました。しかし残念なことに、これらは、彼自身のものではありませんでした。でも、この広い世界には他のClarkeさんがバッハの研究で活躍していることを知り、嬉しくなりました。

Davies教授のサーチは、1つの文献を抽出しました:Grace, Harvey: "The Bach-Elgar Fugue.", MTimes 63/947 (Jan, 1922) 21-23です。これで彼女は、安心して本を読み続けることができます。


じっくりサーチ:例

Bachmannさんの場合は少し状況が違います。彼女は、バッハのカンタータが宗教の観点から論じられたドイツ語の文献を探していますが、困ったことに良いキーワードが思い浮かびません。しかし、じっくりサーチから、以下のようなサーチ・カテゴリーを見つけ、このようにセットしました:

彼女は8つの文献を抽出しました。その後、議論の対象を『礼拝』や『神学』へと広げていくことも当然必要でしょう。

このようにじっくりサーチはとてもパワフルでかつフレクシブルです。すでに見てきたように、ドイツ語に特有の屈折語尾がもたらすスペリングの問題(例:"Kantate(n)"や"geistliche(n/s/r)")も、ここでは問題になりません。

それではじっくりサーチを自分で使ってみて効率的な使用法を学んで下さい。


"Search Result"を上手に使って下さい

サーチのプロセスがうまくいけば、ブラウザにその結果が抽出されたリストとともに表示されます。リストされた文献一つひとつには、そこから更にサーチができるように工夫されています。リンクの数は文献の種類によって違いますので注意ください。

これらのリンクは以下のような場合に使用して見てください:

  1. author「著者」: ここをクリックすると、同じ姓の著者・編者の文献を全て抽出できます
  2. series「シリーズ」: ここをクリックすると、同じ巻に収められている記事・論文を全て抽出できます
  3. full view「全てを表示」:ここをクリックすると、出版社や書評など、その文献に関したより詳しい情報が見れます。

最終変更: 1997年10月27日