森川ジョージ


はじめの一歩

 今や週刊少年マガジンの看板連載になった、ボクシングもの。

 いじめられっ子・幕の内一歩は、いつものようにいじめられているところを、
プロボクサー・鷹村に助けられる。
 マイク・タイソンの逸話を聞いて、プロボクサーになりたいと決意する一歩。
 鷹村に与えられた課題もクリアし、ジムにやってきた一歩に与えられた試練
は、プロ顔負けの練習生・宮田とのスパーリング(練習試合)だった。

 ひたすらに不器用な才能(センス)のなさを努力でカバーするという、少年漫
画の王道をゆく作品。
 練習シーンは、丁寧な取材をしていることを感じさせる。
 ボクシングシーンの描写もいい。

 この作品のようなはじめての連載が長期連載というパターンの場合、巻を追う
に従って変化してゆく絵柄の楽しみがあるが、それがことさらに大きな作品でも
ある。
 丁寧だったが垢抜けない線が、段々に洗練されてゆくのが楽しい。

 はじめの一歩 既刊40巻
  講談社 KCマガジンコミックス


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